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カテゴリー別アーカイブ: アーク溶接

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。中前編

アーク溶接

アーク溶接

 

「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前前編」にて、「チドリ」の仕方を記述致しました。

 

 

上記は一般に、「本溶接」と呼ばれます。

 

 

溶接する事自体が「本溶接」です。

 

 

ですが、溶接する前にする事があります。

 

 

「仮付け」と呼ばれる事です。

 

 

「仮に付ける溶接」の通称です。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

「仮付け」をしなければ、「熱膨張」「収縮」で、部材は大きく歪んでしまいます(*´ω`*)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。中編

アーク溶接

アーク溶接

 

前回「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前後編」の方法は、部材に最も無理が掛からない仕方ですが、その分豊富な知識と経験が必要です。

 

 

多少部材に負担は掛かりますが、引っ張る力が働かない様に、部材を固定してしまう方法もあります。

 

 

つまりは、「熱膨張」の後の「収縮」が起きても反らない様に、動けなくしてしまいます。

 

 

上記の方法は、溶接後に熱が完全に冷めるまで、待つ必要があります。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

ですが、上記の方法では解放した時点で、多少の歪みは起きてしまいます(^▽^;)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前後編

アーク溶接

アーク溶接

 

前回「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」前中編」までは、溶接時に出来る「熱膨張」「収縮」に対する対処法でした。

 

 

部材自体にも、あらかじめ「熱膨張」が掛かる反対方向に、部材を反らせて固定します。

 

 

簡単に説明すると、弓のような状態になります。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

上記の方法は製缶作業において、加工段階で行う最も効果的な方法です(*´ω`*)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前中編

アーク溶接

アーク溶接

 

前回「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前前編」は、溶接する場所を「チドリ」で溶接する事によって、部材に掛かる「収縮」を極力少なくする方法でした。

 

 

現場作業においては、「熱膨張」「収縮」をどうしても避けられない時も出てきます。

 

 

その場合は、溶接した直後に溶接部を叩く事で、「熱膨張」を広げて「収縮」を分散させる方法もあります。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

上記の方法は、主に完成された部材同士を繋げる時に、必要になる処置です(*´ω`*)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前前編

チドリ

チドリ 簡略図

 

前回「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前編」の部材が歪んでしまう対策としては、熱が集中しない様に、「チドリ」で溶接を行います。

 

 

察しの通り「千鳥足」「チドリ」です。

 

 

例えば、写真のような長方形の部材があるとします。

(えっ!見えない?「あなた」はだんだん見えてくる~(@_@))

 

 

最初に角をのように「対角」で溶接します。

 

 

その後に、で最後に溶接した部位から最も遠い部位のをまた「対角」で溶接します。

 

 

次いで、「対角」で溶接していきます。

 

 

そして、「対角」で溶接して、を溶接したら完成です。

 

 

「熱膨張」の後の「収縮」は、防ぎようがありません。

 

 

ですが、上記のような方法を行えば、「収縮」を最小限に抑える事が出来ます。

 

 

次回は日曜日!!!ですよ~(≧▽≦)

えぇ~そうです(*´ω`*)恒例のアレ致します( *´艸`)